店長日記
東京都健康長寿医療センター
東京都健康長寿医療センターの石神昭人先生をお招きして
開催する今回の講演会ですが、
この東京都健康長寿医療センターは、
東京都板橋区にあり、
独立行政法人として、病院と研究所を併設した大規模な施設で、
その歴史は約140年にわたるそうです。
私がこの東京都健康長寿医療センターを知ったのは昨年です。
NHKの番組、ためしてガッテンで「現代の栄養失調」を取り上げ、タンパク質の必要性をお話しされていたのが、熊谷修(しゅう)先生でした。
ためしてガッテンのページはこちら
そして、この熊谷先生が当時勤務されていたのが、
東京都健康長寿医療センターでした。
「健康長寿」の医療センターとは、目的がはっきりしていておもしろいなあと感じたのを覚えていますが、
それが、このセンターを知ったきっかけです。
このセンターの前身は、明治5年に設立された「養育院」という施設でした。
当時は、東京都の困窮者、病者、孤児、障害者の保護施設として運営されていたそうです。
そしてこの院の設立と運営は、なんとあの渋沢栄一氏なのだそうです。
渋沢氏は91歳で亡くなるまで、約50年間院長を務められたとか。
その後長い歴史を経て、
東京都の美濃部都知事のころに、
これからも到来するであろう、高齢化社会に向けて、老人医療に特化した施設を作ろうということになり、この「養育院」が、「東京老人医療センター」となり、そして、平成21年に現在の名前になったそうです。
東京都健康長寿医療センターは、「病院」と「研究所」に分かれており、
病院では、高齢者に多い「心血管医療」、「がん医療」、「認知症医療」を重点医療として行なっているそうです。
また、研究所では、生物学、基礎医学、栄養学、薬学、疫学、福祉、介護、医療経済などの社会科学の分野の研究など様々なアプローチから老化研究や老年学研究をおこなっている研究機関です。
私も何度かセンターに出向きましたが、病院棟としっかりとセキュリティ管理された研究所棟に分かれており、その規模の大きさにはびっくりしました。
今回は、このような日本屈指の老化研究機関から、広報部長も兼務されている石神昭人先生にお越しいただけることになりました。
日本の最先端の老化研究のお話を聴けるのはめったにありません。
他ではなかなか聴くことのできない、貴重な講演です。
もう到来している高齢化社会は、”今”高齢者の人の問題だけでなく、”今”若い世代から準備すべき大切な問題だと思います。
今回の講演を通して、いつまでも輝いて健康長寿に生きるためのヒントを持ち帰っていただければと思います。
席にも限りがありますので、どうぞ奮ってご参加ください。
お申込みお待ちしております!
2018年10月17日
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